研究開発において、派遣会社を利用したいと考える企業が増えています。どの業界も競争が激しく、高い技術力がなければ他社と差をつけられない状況です。だからといって、優秀な人材を探して採用するのはコストがかかります。もちろん、中核を担うメンバーとしては必要ですが、何人も雇っている余裕はないのが実情です。
そうなると、自然な発想として外部の技術者を招き入れようという話になるでしょう。つまり、研究開発前にして派遣会社からスタッフを紹介してもらうというわけです。このニーズに応えるために、派遣会社は研究開発を行える人材探しに力を入れています。外部から入ってきたスタッフであれば、万が一の場合にも対応が効きやすくなります。
たとえば、途中で開発のテーマが大きく変わった場合でも、別のスタッフに交代してもらうことが可能です。自社の従業員の場合、そのような融通な再配置は困難です。雇った以上は本人の希望もある程度考慮して、継続的に従事させなければなりません。このような縛りが無い点において、とてもメリットが大きいといえます。
もちろん完全に自由というわけではなく、契約に従って運用することが求められます。それでもやはり自社で雇用するよりは、さまざまな状況で効率的に対応できます。研究開発は変動しやすく、派遣会社はそれを理解したうえで対応を進めます。もちろん登録者にもその事情を知っておくことが欠かせません。
臨機応変に対応できることも必要な素養となっています。